頭がくらくらする。
ぼわーっとした頭でまた風呂をいれる。
スッキリした頭で音楽聞きたいからだ。
で、くだぐたしながら湯が満たされるのを待つ。
寝たことにより疲れはいくらかとれたようだった。
足のだるさは全部筋肉痛に変わっていた。
ある疲れは消滅して、ある疲れは痛みに変わる。
体は器用だな。
柔軟をする。
風呂入る前にやる方がすき。
入ったあとやると毛細血管ブチギレしちゃう気がする。
柔軟はまあまあ好きで、ちゃんと手順も決まってる。
本で読んだ知識やらを利用して考えたのだ。
しかし、ホテルは狭いのでちゃんとしたほぐしができない。
まぁしょうがないか。
そして風呂に入る。
さっさと入る。
いいきぶん。
寝起きってこともあり頭が狂っていた。
シャワーを振り回す。
当然便所も水浸し。
カーテンなんか効果なし。
1番大変だったのはトイレットペーパーが濡れたこと。
後々こまった。反省した。
風呂をでます。
頭をブゥウイーンと乾かします。
折角美容院でワックスもらったから、塗ることに。
今回は持参しました。整髪剤。
ぐりぐり塗る。
服を着る。
靴をはく。
部屋を出る。
ブルーノートへ出発です。
夜の表参道。
そんなに寒くない。
昼とは違って体も足も軽い。
ブルーノートのある通りは地味な通りなんだが、それがまた歩くには丁度いい。
ギラギラした光の道よかずっと落ち着く。
迷わず一直線に到着。
昼とは違い、夜のブルーノートのがかっこいい。

さすが夜の店。
入場。
ちょっとばかし緊張しながら入る。
思ったより中は狭い。
吃驚した。
とりあえず名前を言ってチケットをもらう。
円盤形のチケット。なんかいかす。
開場まで10分ぐらい。
もうすぐスタンリーが見れるなぁ。
すげぇなぁ。
俺よくここまできたよなぁ……
とかを考えてたら場内アナウンス。
指定席の人ご案内。
俺は階段を降りて会場に向かう。
階段を降りると、会場。
驚いた。
とても広い。
綺麗だし、なんか高級だ。
田舎者の俺としては異世界だった。
名古屋のそれとはまた別だ。
グレードが違う。
ま、名古屋ブルーノートもよかったけどね。
そんでチケットを出すと、店の人が席まで案内してくれた。
客1人1人を店員が案内するのだ。
むむむ、贅沢だな。
席に着く。
前の客の頭が邪魔でステージが全体が見えるわけじゃない。
それでも幸運なのは、ベースは完全に見える。
ローからハイまで全部。
スタンリーのプレイは全部見える。
右手も左手も。
レニーも頭を振れば全体が見える。
チックコリアの手元ちょっと見づらい。
それは残念だった。
でも兎に角スタンリーがバッチリ見える事実に感謝。
嬉しかった。
と、こんな感じで席チェックはおわり。
テーブルを見るとメニューが2冊ある。
ドリンクメニューとフードメニューである。
パラパラめくる。
食べ物はともかく、飲み物は全くわけわかめだった。
酒の種類が多すぎてね……
俺が唯一知ってるジンフィズがなかった。しょっく。
最初は酒はやめようと思ってた。頭クラクラで演奏聴くのはもったいないから。
だけど折角きたからなんか頼んでみたくなった。
1杯ぐらいなら大丈夫だろう、と。
ピナコラーダが気になった。
昔ピナコラーダがでてくる小説を読んだから。
でもそれより今日の限定カクテルのが気になった。
名前はFOREVER。
つまりRTFにちなんでるわけね。
そんでそこに3人のサインも印刷されてる。
おぉー、と思いコレにした。
あと空きっ腹にアルコール入れると胃袋から出血するから、なんか食べ物も頼むことに。
アルコールから胃袋を守るにはやはり油もの、揚げ物。
かの有名なスウィギンポテトをたのんだ。
ぐりぐりジャガイモ食べてみたかったし。
注文したらメニューさげられちゃうから暇。
辺りをキョロキョロ見る。
正に御上りさん。
ステージにはスタンリーのコンバスが横たわっている。
あれが、、鳴るんだ。
あれがずっと映像で見てきたコンバス…
と、リアル夢見心地。
心拍があがる。
正気の沙汰じゃない。
レニーのドラムセット。
シンプルだ。
たぶん珍しいものはついてない。
俺はシンプルなセットが好きだし、かっこいいと思う。
ピアノ……まさかピアノをあっちから持ってくるわけねぇよな。。
店のやつだよな……
そんな感じで楽器観賞会は終了。
俺の後ろの席はソファー席。
ちょっと値段が高い4人席。
ちらっとみると机の上はフルーツがいっぱい。
でっかいグラスに真っ赤ないちごがいっぱい。
パイナップルがずらっと切って並べられ。
ブドウだかなんだかの実がたくさんあった。
ワインもボトルで何本か乗ってた。
こいつら……金持ち星人か…。
まぁ、この店だったらそんなやついるよなー。
とか思ってたら店員が、ぬらっと現れてカクテルとポテト到着。
わーい、きたぞ。
きたのはいいんだけど…
ここで誤算にきづいた。
ポテトである。
ポテトの値段は800円。
そらまぁ高いけどさ、こういうとこって何でも高いじゃん。
山のビールは高い、みたいな。
問題なのは量である。
これは明らかに1人で食べる量ではなかった。
3〜4人で食べる量。
あぁ、食べきれっかな?
と、まじで不安。
僕は食物を残すのが嫌い。ジャガイモに失礼だ。
てなわけで、開演まで一心不乱にポテトを貪ったわけなんす。
同時にきたカクテルFOREVERはバーボンとオレンジを混ぜた、みたいなやつ。
見た目はとても綺麗。
オレンジの切り身が2枚入ってる。
氷が家庭的で庶民的な四角いやつじゃなくて、お洒落にも氷山みたいな形をしたやつだった。
ま、本物の氷山見たことないんだけどね…
見た目は素敵。
お味はいかに…。
飲んでみた。
うまかった。
アルコールもそんなに強くなく、ほんのりオレンジの味。
初めて酒が上手いと思った。
でも1杯1200円は高けぇだろっ!!!!
コーラが何リットル飲めるんじゃい!!!
と思わずにはいられなかったのも事実。
ポテトも酒も上手いからいい気分だった。
食ったり飲んだり食ったり飲んだり…。
演奏聞きながら飲み食いというのは俺ん中ではナンセンス。
音に集中したい。
なにより奏者たちに無礼な気がする。
一生懸命やってる向かい側で物食ったり飲んだりはできない、やりたくない。
ブルーノートは飲み食いしながら音楽聴くとこだから、別にマナー違反ではないが。
俺はなんかいや。
なので開演前に飲み食い完了しときたい。
そうこうしてると、酒がなくなった。
うまかったもんだからもう1杯飲もうかと思ったが、次は中枢神経がやられるかもしれんからやめ。
あくまで音楽メイン。
だからポテトと2人きり。
僕らは向き合う。
揚げられた芋の形をじっくり見てから食べた。
つまり再び一心不乱にポテトと格闘したわけさ。
キヨシローもここでやったんだよな。
とか
ちょっと前にはロンカーターもきてたのか。
とか
チコ&ザ ジプシーズって全員ステージ乗れたの?
とか考えてた。
今日1日を振り返ったりもした。
走馬灯ってこんな感じか。
あー、迷わずこれてよかったなー。と思った。
そんなどうでもいいことを考えてると、照明がゆっくりおちる。
ライブハウスで照明が消えるったらそりゃ何か起こるのさ。
拍手喝采、響き渡る歓声。
会場の後ろから客席を縫ってステージへ向かう影。
Return To Foreverの3人が現れたのだ!!
づづく

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